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2020/05/18 16:16

「古酒」と呼ばないで。奥深い「熟成酒」の世界

みなさんは熟成酒というものをご存知ですか?最近までは「古酒」と呼ばれていた日本酒を数年間寝かせたもののことを指します。
飲んだことがある方はご存知かもしれませんが、熟成酒は独特のとろみと風味、きれいな色が特徴です。

日本酒を寝かせることによって、日本酒は琥珀色に変化します。
その過程で香りは甘く濃厚になり、口あたりもなめらかになります。
もともとのお酒の特徴によって熟成の仕方は異なり、一般的なフレッシュな新酒の日本酒とは全く違う世界が広がります。

この琥珀色が熟成酒の特徴です。金紋秋田を代表するYAMABUKI。



熟成酒の世界で有名な金紋秋田酒造

熟成酒の世界で有名なのは、秋田県大仙市に蔵を構える「金紋秋田酒造」。
同社は2009年、ロンドンで開かれる世界最大規模の酒類品評会「インターナショナルワインチャレンジ(IWC)」の日本酒部門で最高賞を受賞。それ以降、ヨーロッパ各地のシェフに受け入れられ、とくにスウェーデンでは広く受け入れられています。

ヨーロッパはワインやウイスキーなど、熟成させるお酒が多くあります。エイジングを楽しむ文化によって熟成酒を受け入れる土壌ができあがっていたのかもしれません。

熟成度合いによって色味も変わります。一年貯蔵の「角間川」。


複雑な旨味をもつ熟成酒

また、熟成酒は複雑な旨味を持つのも特徴です。

日本酒の原料である込めにはさまざまな旨味が溶け込んでおり、他のお酒にはない多様な表情を醸し出すのです。
その日本酒をさらに熟成させることによって、そのうまみはもっと広がり、唯一無二のお酒が出来上がるのです。

こうした特徴を持つ熟成酒は、食事に合うといいます。
ヨーロッパのシェフに選ばれるということは、料理を引き立てることを得意としていることの現れかもしれません。

金紋秋田酒造は、もともと仕込むお酒の味もさることながら、熟成をさせる過程を大事にすることで、他にはない上質な熟成酒を生み出しています。蔵元も熟成酒にかけるこだわりが、世界的に受け入れられるお酒を作り出しているのです。

熟成古酒の日本酒とはなんとも贅沢です。悠久の梅雫銀撰。


あらゆるお父さんを唸らせる、父の日にピッタリのギフト

ここまで話すと、非常に高価で手の出しにくいお酒のような気がしてきますが、そんなことはありません。
熟成度合いによって価格は変わってきますが、一般的な日本酒と同等のもの、プレゼントに丁度いい価格帯、気合の入った贈り物になど、さまざまなシーンで扱えるラインナップです。

きらりとみやで取り扱っているのは、熟成酒を集めたお試し4本セット。
自分で楽しむのもいいですが、ちょうどこの時期は父の日のギフトにぴったりです。

使用する麹の量が3倍という「X3」。それだけでいかに贅沢か。


最後に、金紋秋田酒造の社長からのメッセージをどうぞ

日本酒の最大の強みは、米が持つ旨みです。
世界中でこれほど多く旨みを持つお酒は日本酒がナンバー1です。
ワインよりもその旨みの種類は多く、米で作られた旨みは深く食に入り込む特徴を持っています。
日本人はおかずとご飯を一緒に食べますよね。
混ぜ合わせることで、入り込んで美味しくするんです。
米の甘みはうまみです。それをお酒で強く表現して、食をもっと引き立て、洋でも和でも、とことん美味しくしていく。
金紋秋田酒造のコンセプトは「世界の料理をおいしくする」です。
きっと新しい食とお酒の世界を弊社のお酒で発見していただければ嬉しく存じます。

金紋秋田酒造 佐々木社長


きらりとみやのためだけにコーディネートしていただいた熟成酒4本セット。
プレゼントで喜ばれること、驚かれること間違いなしです!


https://kiraritomiya.theshop.jp/items/28147002